11Jul
こんにちは!遊び心マーケティングの安田菜穂子です^^
週末に、町内会のバス旅行に行ってきまして。
http://ameblo.jp/poplifelabel/entry-11298396708.html
その帰りのバスで、綾小路きみまろさんのDVDを見たですよ。
ガイドさんが、綾小路きみまろのDVDを見ますよ!と言った時
正直、興味ないわあ~、釣りバカ日誌の方がいいわあ~
と思ったものですが、これが、面白かった!
何が面白かったって、彼のブレイクの秘密(おおげさ^^;)を
色々と知ることができて、面白かったのでした。
今まで、あんなふうに悪く言われるのに
なんであの人は毒舌対象の中高年女性に人気があるんだ?
ファンはM?
とか思ってたんですが…^^;
違いますね!
あの人、毒舌だけど愛があるんですね。
愛があるからすごい観察しているし、ネタがどんどんでてくるわけなんだ。
そして愛があるから、言われても悪意を感じないんじゃないかなあ。
本人も還暦で、中高年という同じ枠の中から話をするのもいいんだろう。
だから、言われる方も楽しくなってしまう。
たぶんアレを2~30代の若い芸人がやったらダメなんだよね。
…という、そんな彼の芸風にすごいなあと思ったのでした。
と同時に、お笑いのターゲット層として中高年女性を選んだ、
というのが素晴らしいなあと。
この層については、エンタメとしては競合は韓流とか?
お笑いの競合は落語とかになるのかもしれないけど
落語は少し敷居が高いし…
お気楽な笑いとしては、特に競合が存在しないんじゃないだろうか?
中高年女性ってお金も時間もあるという。
そのわりに放っておかれてる層じゃないでしょうか?
その大きなパイがある割に放っておかれているところを狙った。
最初から狙ったのかどうかはわからないけど、そこにマッチした。
サービスを考える時、大ヒットさせようとするとF1層を対象にしがち。
(F1層っていうのは、20~30代前半の女性層をさすマーケティング用語です)
シニアビジネス考える時も、どっちかというとリタイヤした男性を
対象にしがちな気がする。
しかしシニア層でも元気で実権を握ってるのは、
実は「家庭のかあちゃん」じゃないんだろうか。
そう考えると、まさにその層に切り込んでいった、
綾小路きみまろさんのマーケティングセンスは
見事だなあと思ったり。
そしてさらに秀逸なのが、その層に切り込んでいくために
彼は自分のライブの音源をカセットテープにして
高速のサービスエリアでバスツアーのガイドさんに無料で渡し、
かけてみて欲しい、と動いたのだそうです。
最初は怪しがられたり、苦戦はしたそうですが
バスの中でかけてくれたガイドさんがいて、それがきっかけになって
ブレイクし始めたのだそうです。
中高年女性にリーチしようと思ったら、
「爆笑オンエアバトル」じゃないんですね!(古い?最近テレビ見ないから…^^;)
自分がリーチしたいお客さんに知ってもらうには
どうしたらいいか、というのを、ちゃんと考えて行動されたんですね。
それって、とっても大事だなあ。
「ネットを使って集客」「これからはスマホ」とか
方法論が大事なのではなくて、
自分のサービスなり商品を使ってほしい人に知ってもらうには
どういう行動をとればいいのか、という発想が大事なのですね。
そして綾小路きみまろさんは、ブレイクした後の横展開も上手です^^
予想に反して、彼のDVDはとっても仕事に役立つ内容だったのでした。
ガイドさんありがとう!
彼はブレイクするまでとっても苦労しているそうなんだけど、
最初から今のスタイルだったのかなあ。ちょっと調べてみたいなあ。
ではでは、みなさんよい1日を!ハバグッデイ~♪