16Feb
ソチ五輪で、フィギュアスケート男子シングル、
羽生結弦くんが日本男子初の金メダル!
FSでは調子が上がらなかったものの、
SPで史上最高得点を叩きだした金メダルでした。
おめでとうございます!
(画像はお借りしました)
初のオリンピックで、19歳で、
日本の期待を一身に背負っての舞台。
そんなプレッシャーも大きかっただろう中で
ベテラン選手でも緊張して崩れてしまうことも多い
オリンピックの舞台で、
あのメンタルの強さ。私は本当に、尊敬してしまいます。
私はフィギュアスケートが大好き♪
中でも、ロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手に
トリノ五輪の時に見せられてしまい、大ファンになっております。
彼の出るアイスショーに、何度も足を運んだり^^
今回のソチ五輪では、男子個人戦の棄権は残念でしたが
団体戦では素晴らしい滑りを魅せてくれました!
そして、羽生くんは、ジュニアで村上佳菜子ちゃんと
ダブル世界一になった時から注目していた選手なんです。
なんで注目してたかというと
彼のあのビールマンスピンなんですよね。
女子より体の硬い男子では、
ビールマンが出来る選手は少ないんです。
プルシェンコは体が柔らかい選手で、
若いころビールマンが象徴的な持ち技で。
だから、ビールマンをできる選手にはおのずと目がいくんです。
調べてみると羽生くんは
プルシェンコのファンだと言うじゃないですか。
何だこの子、ういやつ!!
という最初の印象で、
羽生くんいいじゃないか、活躍して欲しいな~と思ってたのでした。
バンクーバー五輪で息子もフィギュアスケートファンになり、
一緒にアイスショーを見に行くようになって、
羽生くんの演技も何度も生で見ています。
でも当時、彼はまだ体力がないのが課題で、
スケートは綺麗だけどジャンプが決まらなかったり、
終盤疲れてしまうことが多かったです。
なので、綺麗に滑るけど、SPより長いFSでは
後半バテることが多い選手というイメージでした。
だけど今年、ほんとうに強い選手になって。
ライバルのパトリック・チャンもFSで崩れたのが大きいとはいえ、
羽生くんは技術の高さで基礎点が高かったわけで、
見事な金メダルでした!
さて、以下のサイトで
アメリカのナショナルコーチが、
昨日の羽生とチャンのジャンプについて
スコアリングの分析をしてくれています。
これは分かりやすい。
羽生の3回転-1回転-3回転は、
解説でもカウントされないかもと言われていたけど、
やはり最後の3回転が認められなかったんですね。
解説によると、1L の後、流れが途切れていたんだそうな。
勉強になるー。
チャンの4回転のコンビネーションはは、
4回転-3回転だったのか。とてもクリーンに降りてましたよね。
加点3のジャンプだったようで、
やっぱりチャン、素晴らしい選手ですね!
私は羽生のジャンプのほうが全体的に
チャンのジャンプの構成より
難易度が高いように感じていたのだけど
羽生は2本のトリプルアクセルを2つとも
コンビネーションにしてたからなんだな。
こちらは、ソチでの男子シングル上位選手の
ジャンプの分布を分かりやすくまとめてくれています。
http://www.nytimes.com/interactive/2014/02/13/sports/olympics/figure-skating-jumps.html
また、こちらは全選手のジャンプの分布と出来をまとめてくれてます。
この表の、点線から右側は後半に入ってからのジャンプで、加点がつきます。
http://www.nytimes.com/interactive/2014/02/14/sports/olympics/mens-figure-skating-jumps.html
これを見ると、羽生くんは基礎点が高かった事がわかりますね。
ここからミスは減点されて、
出来の良かった技は加点されたわけです。
もちろん、採点される技は
ジャンプだけじゃないですけどね!
各選手の成績はこちら。プロトコルっていうのかな。
http://www.isuresults.com/results/owg2014/owg14_Men_FS_Scores.pdf
プロトコルを見ると、数字で成績が分かって面白いです。
思わず過去の試合のプロトコルを調べたり、色々してしまった(笑)
プロトコル見るのはハマりそうです!
↓の予め提出される演技構成を確認すると、
3A-2Tだったコンビネーションジャンプは、
3A-2Aの予定だったのか。
http://www.asahi.com/articles/ASG2G674YG2GUTQP02G.html
3A-2Aって難しそう。。できるのか?
と思ったら、男子のトップ選手は
わりと飛べるという話も。。
アクセルジャンプは前向き踏切で、
ジャンプは後ろ向きにしか降りられないので、
アクセル-アクセルのジャンプだと
どういう軌道になるんだろう?
と思ってたら、アクセル→アクセルだと
どうしても向きを変えないといけないので、
コンビネーションジャンプじゃなくて
ジャンプシークエンスとして判定されるのだそうな。
その場合、点数がジャンプの基礎点を足したものに
0.8を掛けることになるので、得点的に損をしてしまうんですね。
なので、連続ジャンプの2つ目以降に
アクセルジャンプをつけることは、試合では少なんですって。
いやー、フィギュアスケート奥が深い!
アクセルジャンプ以外も
見分けられるようになりたいな~
…って、オタクな話ですが、メモがわりに(笑)