デザイン、子育て、モノづくり、マーケティングが大好きなシングルマザーの日常

menu

Poplifeのおもちゃ箱

若年貧困の問題

こないだ息子と、路上生活者の事について
と話していたのですが、
うちの最寄り駅の駅前にも、時々いらっしゃいます。

冬の時期は特に、痛々しく感じるのでした。。

ちょっと郊外に建物をたてて
簡易宿みたいな形にして
寝る場所だけでもつくれたらいいのにね、
なんて話していました。

寒い冬に路上で寝るよりは
ずいぶん良く思えますし、
女性のホームレスの方も見かけたことがあるので…
女性が一人で外で寝るなんて
どんなに怖いだろう、と思うのです。。

ですが、そういう形態が
「脱法ハウス」として問題になってるんだそうですね。

うーん、たしかに自分のマンションで
そういう形態で貸し出されたら嫌かもなあ…

でも、じゃあ路上生活までなってしまった人が
ちょっとがんばれば住める場所って
ないじゃないかと思ってしまう。

法律に準拠した形で作ると
家賃が高くなってしまう。

「貧困ビジネス」で貧困者から搾取するのは
よくないと思うけども…

快適じゃなくても雨露をしのげて
最低限、ホームレス狩りなどの
暴力に怯えることがなく寝られる
そんな場所が、あってもいいと思うんだよなあ。。

そんな場所すらなく、お風呂も入れず
住所がないので就職もできなくなった人が
じゃあ、どうがんばれば社会復帰できるのか。

こちらの調査では、路上生活者の30%が
軽度の知的障害の可能性があるそうで
障害のために働けない人が、
雨露をしのぐこともできない生活を
せざるを得ないって、それはどうなのかと…

見過ごされた障害 なぜホームレスになってしまうのか

ホームレスは自分の働く意欲の問題、
なんてかつては思っていたけど(お恥ずかしい)
実際は随分、様子が違うみたいだ。

一方で、脱法ハウス関係の記事を読んでると
都内だと、1畳半くらいの狭く区切られた部屋で
月3万弱くらいだそうな。

その記事へのコメントで、月3万もだせば
田舎だとまともな部屋が借りれる、というのもあり
どうして東京にいないといけないのかなーと思ったり。

月3万+食費くらいを稼げる仕事は
いくらでもありそうな気がするけど
田舎のほうだとそうでもないのだろうか。

更に色々調べていると
若い人なかでホームレスが増えているらしい。
ネットカフェ等を点々としているのだそうな。

職を探しても、保証人が必要だったり
親や家族がいない場合、職につけなかったりで
運も味方してくれなかったり…

さらに、職を探す手段や、
頼れる公共の福祉の種類を
あまり知ることができていない、
というのもあるのかもしれない。

なんとか職があって生活できるのは
たまたまある程度、手に職があったり
保証人を頼める親や家族が健在だったり
運が味方してくれたり
能力が多少あるとしても
その能力に恵まれた幸運がそもそもあるわけで。

ホームレスにならざるを得なかった人たちを
努力がたらん!とか
選ばなければ仕事はあるだろう!とか
そうやって切り捨てるだけでは解決しないのじゃないか。

生まれた環境とか障害など、スタートラインが違ったり
助かるための知識を得る、その方法がわからない、
そういう場合もあるのだ。

能力のない人間はいないと思うんだよなあ。

みんなが自分の能力を発揮して
イキイキ活躍できる場があれば…
なんとかできないものかな、と思ってしまいます。

雨宮処凛さんの記事が興味深かったので、
リンク貼っておきます。

再びネットカフェからのSOS 〜カップル編〜 その1

再びネットカフェからのSOS 〜カップル編〜 その2

再びネットカフェからのSOS 〜カップル編〜 その3

再びネットカフェからのSOS 〜カップル編〜 その4

再びネットカフェからのSOS 〜カップル編〜 その5

再びネットカフェからのSOS 〜カップル編〜 最終回

 

 

Comments

comments

関連記事

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930